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東野圭吾『新参者』(講談社)

新参者 (講談社文庫) 新参者 (講談社文庫)
東野 圭吾

講談社  2013-08-09
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中山七里『切り裂きジャックの告白』(角川書店)

切り裂きジャックの告白 切り裂きジャックの告白
中山 七里

角川書店  2013-04-27
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臓器を取り出された惨殺死体。

間もなく届くテレビ局への犯行声明文。

犯人らしき人物はかの殺人鬼と同じ“ジャック”を名乗る。

そして、また事件が起こる。

これは猟奇的な殺人事件なのか、それとも何かメッセージがあるのか?

え、エグイ…。

中山七里さんだということで読んだのですが、まぁ、“切り裂きジャック”とあるくらいだから何となく、エグさが予想されますよね…。

無意識にお腹をさすりながら読んでしまうような、そんな気持ちになる事件の描写…。

怖いです。

そして、この作品で描かれる大きな部分、臓器移植における提供者とドナーの想い。

生きている時と亡くなってからでは家族の気持ちも変わるのは仕方がないように思う。

本人は生前の意思のみしか確認はできないから、それを尊重するかたちにはなるんだろうけれど、残された家族はいくら即移植しなくては間に合わないと言われても涙も乾かぬうちに処置されるなんて…特に急な事故によるものなどであれば気丈に「はい、お願いします」というのは厳しいことだろうと私なら思います。

そのあたりは現実として考えさせられてしまいました。

登場人物、中山作品は作品を越えて色々とつながっているんだなぁと読んでいて「おっ」とさせられます。

今回の場合、最近読んだ『贖罪の奏鳴曲』に出てきた古手川さんが出てきた~しかも、なかなかの活躍っぷり。

渡瀬さんが出てこないのは寂しかったけれど、犬養さんとのコンビもなかなかいい。

好きなキャラクタです。

ミステリとしてはすこーし、あっけなかったかな。

“切り裂きジャック”の名も、事件の描写も衝撃的過ぎて、肝心の結末が地味な感じ…もっと強い犯人の秘めた“何か”みたいなものがあるのかしらと気持ちがドキドキ高まっていたので(欲張りな読者…)。

犯人の不気味な感じはありました。

ハラハラと驚き、また他の作品も楽しみです。

古手川さんが作中でも昔扱った事件として語っている、『連続殺人鬼カエル男』(宝島社)を読みたいんだけれど、こちらも猟奇的な事件のようなのでΣ少し時間を置いてから読む予定です。

中山七里『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』(講談社)

贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫) 贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)
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被告に多額の報酬を要求する弁護士、御子柴礼司。

ある時彼は保険金殺人事件を担当する。

警察は必死にその事件を追う中で御子柴の過去を知り、彼をマークすることに。

彼の驚くべき過去とは、そんな彼が弁護士になった理由とは。

そして、保険金殺人事件の行方は…。

出だしから衝撃的。

えっ、これ、主人公??こんなスタート??って。

いわゆるダークヒーローというやつなのかしら??

と、序盤からペースを乱される読者、というか私。

御子柴の過去の回想もけっこうあるのですが、ここまで凶悪な事件を起こした弁護士の方っているの?と戸惑いを隠せず(香山二三郎さんの解説によると確かにそういった経歴の方が過去にいらしたようです)。

そこ(弁護士になるという選択)にたどり着くまでの物語は痛々しい。

「償え」

稲見教官の言葉はどれも着飾っていなくて嘘にまみれていなくて厳しいけれど優しい。

御子柴へ与えられたエール。

彼の過去を描く上で音楽の存在の大きさも示される、同著者の『さよならドビュッシー』がよみがえる。

そして、回想に気をとられつつも現在進行形にて保険金殺人事件の裁判が行われる。

そこで明かされる真実も衝撃的。

哀しくて、重い真相。

全体的に重たいです。

御子柴の“贖罪”は続いていく。

渡瀬さんと古手川さんの刑事コンビ、良い味出ていて好きです。

続編『追憶の夜想曲(ノクターン)』も気になっています。

文庫化を待つ、つもり。


↓単行本版はこちら。

贖罪の奏鳴曲 贖罪の奏鳴曲
中山 七里

講談社  2011-12-22
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二ノ宮知子『おにぎり通信~ダメママ日記~ 1巻』(集英社)

おにぎり通信 ~ダメママ日記~ 1 (愛蔵版コミックス) おにぎり通信 ~ダメママ日記~ 1 (愛蔵版コミックス)
二ノ宮 知子

集英社  2013-05-10
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『のだめカンタービレ』、『87clockers』を描いた二ノ宮知子さんの子育てエッセイコミック。

『平成よっぱらい研究所』などご自身のことを描かれたコミックが面白い印象があったものの、やっぱりこちらもなかなか面白い。

『87clockers』は購入しているものの『のだめ~』は少し読んだことがあるだけだったりと二ノ宮さんのことをあんまり知らない読者だったので、お子さんが2人もいらしたことや旦那様が専業主夫(事務はがっつりお手伝いされている)ことも知らず「へえ~!」と読む読む。

旦那さんはスーパー専業主夫ですね。

子育ても家事もしっかりされ、奥さんの仕事の事務処理もばりばり。

二ノ宮さんの謙遜?もあるのかもですが旦那さんはお仕事を頑張る奥さんをしのぐ勢いで働かれております…す、すごい。

自由奔放、天真爛漫な奥さんときっちりした真面目な旦那さん。

そのバランスが良いなぁ。

長男くんからは「パパがいい~!」と号泣される二ノ宮さん…切ない…でも、そういったやりとりも面白い…。

次男くんがどのように成長してゆくのかが気になるところ。

1巻ということなので、2巻も楽しみです。

東野圭吾『禁断の魔術 ガリレオ8』(文藝春秋)

禁断の魔術 ガリレオ8 禁断の魔術 ガリレオ8
東野 圭吾

文藝春秋  2012-10-13
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収録作品*透視(みとお)す*曲球(まが)る*念波(おく)る*猛射(う)つ

書き下ろし。

『曲球る』と『念波る』についてはドラマ第2シリーズにて既に映像化済み。

個人的には『猛射つ』が好きです。

湯川先生の湯川先生らしいところが描かれたというか。

ちょっと最近個性が埋もれ気味…なんて感じてしまっていたので良かったです。

他の作品はドラマで観た2つについては大体同じつくり、ドラマ版もあんまり好みではなかったので、ふむふむと再理解。

先にこちらを読んでいたら別だったかな?

『透視す』はハラハラする展開かと思いきや事件の解決についてはあっさりめ。

でも、事件とは違うもうひとつの謎解きについてはうるっときてしまいました。

切ない。

こちらがメインなのかもしれませんね。

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